単に薬を処方するだけでなく、皮膚トラブルとなってしまった原因を一緒に考え、 病状を理解していただき、日常生活で注意すべきことをお話しいたします。
超弾性ワイヤーを用いた巻き爪治療、男性型脱毛症へのプロペシア内服療法も自費診療で行っております。 また帯状疱疹予防のためのワクチン接種も行っております。
原因として根本には皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。
慢性的な疾患ですが、適切な治療をきちんと受ければ、治ったと同然の状態になることが期待されます。
処方いたします軟膏を朝晩しっかりと塗って頂き、日中もお肌の乾燥に気づいたら、すぐに保湿剤を塗るように心がけましょう。
帯状疱疹はピリピリとした痛みから始まり、皮膚に赤い水ぶくれが出来る病気です。
加齢やストレスで誰でもかかる可能性があり、50歳過ぎるとその発症率は上昇し、生涯に約30%の人が発病すると見積もられています。
また後遺症として痛みが長く残ることもあり多くの方々を悩ませています。
原因は水痘(水ぼうそう)と同じウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス:varicella-zoster virus; VZV)で、体の中で再活性化するためにおこります。
このウイルスが初めて感染した場合は水痘となります。水痘が治ったあともウイルスは完全には消えず、全身の神経節に潜んでいます。普段は活動しないのですが加齢、ストレス、過労、免疫力の低下、紫外線暴露などによりウイルスが再活性化することがあり、そのようなときに帯状疱疹は起こると考えられています。
再活性化の一番のリスク要因は加齢です。
現在、日本では帯状疱疹ワクチン(という名称のワクチン)はありませんが、VZVに対する免疫能が低下した高齢の方に水痘ワクチンを接種していただき、免疫を賦活させて帯状疱疹にかかりづらくすることは可能です。
水痘ワクチンを接種することによって、高齢の方の帯状疱疹発症頻度を減少させ、罹患してしまった場合でも重症とならずに済み、そしてまた後遺症である帯状疱疹後神経痛の発症頻度も減少させる事が出来るのです。
(アメリカからの報告では帯状疱疹発症リスクを約51%、帯状疱疹後神経痛発症リスクを約67%減少)
主な副反応は注射部位の発赤腫脹などの局所反応で、これは約7%のかたに出現します。重篤な全身的な副反応は殆どありません。
帯状疱疹の予防に、また疱疹後神経痛の予防にワクチン接種をお勧めいたします。ご希望の方はお電話でご予約下さい。
料金…7,700円(税込み)
新しい帯状疱疹予防ワクチン シングリックス も取り扱っております。
50歳以上の方にオススメしております。
以前より使用している帯状疱疹予防ワクチンとの違いを表にしてみました。
帯状疱疹予防 (水痘) |
帯状疱疹予防 (シングリックス) |
|
---|---|---|
ワクチン種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 | 2回(2か月後に2回目) 遅くとも6ヶ月後までに接種 |
予防効果 | 51.3% (重症化は61.1%減少) |
97%(50歳以上で) 90%(70歳以上で) |
持続期間 | 4〜5年 | 9年以上 |
副反応 | 接種部位の痛み 腫れ、発赤 3日〜1週間で消失 |
接種部位の痛み 腫れ、発赤 3日〜1週間で消失 |
料金 | 7,700円(税込) | 22,000円(税込)/回 |
長所 | 1回で済む 値段が安い |
免疫低下状態の方にも接種可能 予防効果が高い 持続期間が長い |
短所 | 免疫低下状態の方には接種不可 持続期間が短い |
痛い 2回接種が必要 値段が高い |
どちらにも、それぞれ長所・短所があります。
表を参考に、どちらが良いかお決めいただければと思います。
ご希望される方は、先ずはお電話でご連絡下さい。
美容皮膚科の分野は日進月歩。
効果が実証されている医学的治療方法で、しかも施術時の痛みなどが少なく、出来るだけ日常生活に支障のない方法を用いて、お肌の輝きを取り戻し、暦年齢に関係なく、はつらつとした毎日を送っていただければと思っております。
また特に若い人でお悩みの多いニキビに対しても、外用剤や内服薬中心の治療の他に、いくつかの効果的施術方法があり、ご紹介させていただきます。
シミ、くすみ、小じわ、たるみ、赤ら顔、ニキビ、ニキビ痕
フラッシュ光線療法 |
|
---|---|
レーザートーニング |
|
ハイソニック・ハイフ |
|
Newダブロ(HIFU) |
|
テノール ディープ |
|
ヴァンキッシュME |
|
ウルトラアクセント ディープ |
|
ケミカルピーリング |
|
イオン導入&超音波導入 |
|
高濃度ビタミンC点滴療法 |
|
マイヤーズ・カクテル点滴療法 |
|
プラセンタ注射 |
|
フラッシュ光線脱毛 |
|
レーザーによるシミ治療 |
|
レーザーによるホクロ・イボ治療 |
|
ピアス穴あけ(耳のみ) |
|
フラッシュ光線療法は、光を照射して様々な肌トラブルを改善するという美容法です。
フラッシュ光線療法の光はレーザー治療とは全く異なり、肌に優しい光を使用しての治療法です。
レーザーのような単一波長ではなく、カメラのフラッシュに似た、光の波長にある程度の幅を持った光線をあてて治療する方法です。
光を肌の奥にある真皮に照射することによって線維芽細胞の働きを活性化し、コラーゲンなど肌に有効な成分を作り出す働きを活発にして、肌の内側から自然に美しい肌を作り上げ、細かいシミ、シワや毛穴の開きまで改善します。 フラッシュ光線療法は、レーザー治療法とは違い、シミや赤ら顔、にきび、毛穴など異なる症状にも光を当てることできれいにする、という新しい美肌治療です。
当クリニックで使用するフラッシュ光線療法の器械は、もちろん医療用のもので、エステの光治療とは光の種類も強さも違います。
また現在、医療機関用に販売されているフラッシュ光線療法器機は多数ありますが、当クリニックで使用している機器は、エリプスフレックスPPTという最新の光治療器です。
これは「第2世代の光治療器」、IPL治療器の進化版、と言われており、デンマークのメーカーのDDD社が開発しました。
光治療器の中で、その効果はダントツと言われています。
今回この器機を当クリニックに採用するにあたり、同僚の女性医師、何十人もの看護師さんの協力を得て、いくつもの光治療器を使用し、その効果を入念に比較検討いたしました結果、やはりこのエリプスフレックスPPTが一番効果があり好評でした!!
肌に優しいとはいっても、大切な顔に関する治療ですので、どんなものなのか基本を知ってその効果を最大限に発揮させましょう!
レーザー治療は出来てしまったシミやニキビ部分をピンポイントできれいに治す治療、フラッシュ光線療法は肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンを作り出す細胞の働きを活性化させて、新しいコラーゲンを発生させるといった肌の内側から働きかける効果があり、「美肌を作り出す治療」です。
レーザー治療後はレーザーを当てた部分にカサブタや色素沈着が起こりますので、施術後数日から数ヶ月はガーゼを貼って過ごすことになり、その間は化粧をすることもできません。
フラッシュ光線療法は跡が残ることなく顔全体に光を照射してシミ、シワ、毛穴の開き、たるみなど、様々な肌のお悩みを一度に治療することが可能です。
施術時間も短く肌へのダメージもほとんどないので、終わってすぐに洗顔やメイクをして帰宅できることもフラッシュ光線療法の最大のメリットです。
ただ、シミによってはフラッシュ光線療法ではきれいに取りきれない場合もあります。
レーザー治療のほうが価格も安く済みますし、シミの濃さや大きさによってはレーザー治療のほうが効果的な場合もあります。
カウンセリング後、クレンジングしてメイクをすべて落とします。
目を保護するアイマスクを装着して、お顔にジェルを塗り、フラッシュ光線療法の光を照射します。
この時の痛みは輪ゴムをはじいたようなパチッという軽い刺激、という程度ですが、シミなどメラニン色素が多くある方は多少痛みを感じる場合もあります。
照射後、ジェルを拭き取ります。
施術後は顔が少しほてった感じになりますので、充分に冷やして沈静させます。
治療自体は20~30分位と短時間で終了しますので、治療後のお化粧も可能です。
フラッシュ光線療法後にシミ、そばかすがあった部分に小さなカサブタのようなものが黒く浮き出て少し火照りを感じたり、
肌が乾燥したりする場合があります。
これは効き目がある証拠です。
シミがきれいになる時は、1度肌の表面に濃く浮き出てきてそれから少しずつ薄くなってきます。
火照りは一晩、黒いカサブタは数日で剥がれ落ちてきれいになります。
このカサブタを無理に剥がしたりせずに、そのままにしておけば自然に剥がれ落ちて肌のキメが整い、肌の色がワントーン明るくなります。
フラッシュ光線療法後しばらくの間は、しっかりとアフターケア(保湿を十分に!日焼け止めクリームも忘れずに)をしましょう。
治療回数は、3~4週間に1度の治療を4~5回受けることをオススメします。
3週間あけるのは肌の改善状態をチェックすること、肌のターンオーバーの時期に合わせるためです。
化粧のノリは1回で違いに気づき、お肌にハリが戻ってきたと実感できます。
このお肌のハリは施術を継続することで、更に一層増していきます。
治療が難しかった肝斑に画期的効果をもたらす新レーザー。
今までのレーザーでは治療できなかった肝斑に効果を発揮する新しい治療法です。
肌の中に滞留しているメラニンに対しておだやかに働きかけるため、悪化させることなく肝斑を薄くしていきます。
色むらのない均一な肌トーンが美肌の決め手。
美しさが飛躍的にアップします。
肝斑だけでなく、シミやくすみ等の色ムラも改善し、明るく透き通るような肌に導きます。
ひらいた毛穴にも効果を発揮し、ピンとハリのあるキメの整った肌へ。
お化粧ノリもグンとアップします。
週に1回、合計4、5回で効果がわかります。
当クリニックで使用する器械はMedLite C6 という最新の器機で、HOYA ConBio社が製造する、世界最高水準のQスイッチYAGレーザーです。
レーザートーニングに関する詳しい情報はこちら
http://lasertoning.jp
HIFU(High Intensity Focused Ultrasound:高密度焦点式超音波)という特殊な超音波テクノロジーを利用して、顔がたるむ主要原因である、SMAS(Superficial Musculoaponeurotic System:表在性筋膜)層のゆるみに対し、その部分にのみスポット的に(径約1ミリ)点状の多数の熱エネルギーを与えて収縮させ、フェイスラインのリフトアップを図る施術です。
SMAS層をターゲットとした、皮表から4.5ミリの深さに照準を合わせたハンドピースの他に、真皮下層をターゲットとした3ミリ、真皮上層をターゲ
ットとした1.5ミリ、と3種類のハンドピースを用いて点状の熱エネルギーを3層にわたり数えきれないほど多数照射することで、立体的に、そして強力に、お顔の引き締め、フェイスラインのリフトアップが可能となります。
さらに、熱ダメージによって傷ついた部分を治そうと、皮膚の中でコラーゲンの再生が行われ、照射部分のお肌にハリが出ます。
このプロセスは中長期的に継続するので、治療直後はもちろん、2、3ヶ月後に最も効果を感じていただけます。
3〜4ヶ月に1度の施術がオススメです。
※ハイソニック・ハイフ シャワーとは
ハイソニック・ハイフの1.5ミリ用ハンドピースを使用して、皮膚の浅い層(真皮上層)に熱エネルギーを加え、お肌を引き締めて、毛穴も目立たなくし、肌表面にハリとつやを出す施術です。
即時効果があるのがハイソニック・ハイフ シャワーの最大の魅力の一つ。
イベント直前の施術にぴったりです。
フラッシュ光線療法、テノールディープなどとの組み合わせも相乗効果が期待できます。
1ヶ月に1度がオススメです。
HIFUはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で、現在は前立腺がんや膵臓がん・肝臓がん等のがん治療に用いられています。
超音波の熱作用は、超音波による分子の振動から生じる摩擦熱が、組織に影響する熱に転化したものです。超音波の音圧が低い場合、焦点を結ぶことによって音圧を高めることが可能で、高密度焦点式超音波は、その原理を利用し、焦点に組織を破壊するのに十分な熱量を発生させるのです。焦点以外には熱がほとんど発生しないので、周りの組織に余計な影響が出ないのが特徴です。
表情筋と連続した表在性筋膜層のことです。
皮膚の下、皮下脂肪層と筋層の間にある薄い膜で、コラーゲンから出来ています。老化などによるSMASの衰えは、たるみの原因になります。
(ハイソニック・ハイフの項でもご説明させていただいておりますが)HIFUとは超音波による切らないたるみ治療法でHigh Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)の略称です。超音波を集束させて肌内部の特定の部位だけを熱凝固させるため表面的なダウンタイムはほとんどありません。60~70℃の熱による創傷治癒の過程でコラーゲン生成を促進させることで肌の深部よりリフトアップ効果をもたらします。
1.5mm、2mm、3mm、4.5mmの深さに焦点をあわせるカートリッジが、「真皮層」「脂肪層」「SMAS(筋膜)」と作用させたい組織に的確に超音波をあてていきます。タルミの一番の原因はSMAS筋膜の緩みと言われています。そのSMAS筋膜にエネルギーを当てることでタルミの根本にアプローチすることが可能となったのです。
Newダブロは、代表的な医療HIFU機器のシリーズであるダブロの、ダブロSやダブロゴールドからバージョンアップした最新機種。
最大の特徴は、世界初の"MFU+RF"。ミストのように超音波を照射できる、MFU(Micro Focused Ultrasound)に加えて、新たにRF(高周波)を組み合わせた照射が可能となり、皮膚の深い層から浅い層へ均等に熱エネルギーを届けることができます。この相乗効果により引き上げと引き締めのダブルリフティングを実現しました。目元のたるみ、小じわ、肌の弾力アップ、ハリ・ツヤ感アップ、毛穴の開きなどへの効果も期待できます。
たるみ、シワなど老化に伴って生じた様々なお肌の変化を改善する美容法です。
40.68MHzの高周波RFを皮膚に照射することによって、じっくりとお肌の深部を加熱して皮下脂肪・骨などの周囲に生じた線維化・硬化を改善し、血行の改善・リンパ流の改善を生じさせ、深部代謝を亢進させます。それにより老化に伴って生じた変化を回復させるのです。
さらにまた、強力に皮膚深部を加熱することによって線維芽細胞が刺激され、線維芽細胞からのコラーゲン新生を増加させる効果もあり、お顔全体を若々しく、しかも自然な感じで美しくハリのあるお肌へと導きます。
痛みは殆どありません。
Radiative方式により、そしてまたAlma Lasers社独自の位相整合技術によって皮膚の深部に熱を発生させるため、さらに皮膚に触れる部分には冷却装置が装備されているため、皮膚表面に不快感を与えることなく、皮膚深部まで十分な加熱を行なうことが可能となりました。
1回の施術時間は約15分。2~3週間隔で4回から6回継続されることをオススメいたします(この施術はあくまでじっくりと代謝を改善していくもの。1回で良さは分かっていただけるかと思いますが、初めは4~6回の集中トリートメントを)。
施術が終わった直後はやや赤味がありますが、多くの場合すぐに消えますので、いつものようにお化粧をしてお帰りいただけます。
高周波とは電波の一種。電波は電磁波の一つ。そして電磁波とは空間の電場と磁場の変化によって形成された波のことです。電磁波は波長によって物体におよぼす作用が少しずつ異なり、波長帯によって違った呼び方をされています。紫外線や可視光線、赤外線などの光やX線なども電磁波の一種です。
このスペクトルの中で周波数※が1~300MHz(超短波~短波の一部)を高周波と呼んでいるようです(時に、マイクロ波も含めて高周波と呼ぶこともあるようですが)。
少し混乱してしまいますが、上記の図を見ていただくと分かるように電磁波の中にはもっともっと周波数の高いものが存在しています。あくまで「電波」のなかで周波数の高いものを「高周波」と呼んでいます。
(ちなみに電波とは300万MHz(メガヘルツ)以下の電磁波のこと!)
※周波数…1秒間に振動する回数
同じ高周波器機であっても其々の器械、利用する周波数によって若干違いはありますが、40.68MHzの高周波を使用するテノール ディープの場合は肌内部に交流電磁場を発生させ、水分子を回転させることによって分子同士の摩擦が生じそれにより熱が発生します。
RF(高周波)を用いて脂肪細胞だけを選択的に加熱して、細胞のアポプトーシス(細胞の自然死)を誘導し、脂肪細胞を破壊する、非接触型の痩身機器です。
特許を取得した、このセレクティブRFテクノロジーを使用し、痛みもダウンタイムもなく短時間で広範囲を治療することが可能です。FDA(米国食品医薬品局)認可の他、CEマーク(ヨーロッパ)など各国の承認を得ている安全を証明された機器です。
※治療前後は十分な水分の補給をして下さい。
※治療後の2〜3時間は一時的な赤みが持続しますが、そのあと消失します。
※1クール(5回)の治療後2〜4週間経過後に治療効果が実感できます。
超音波を用いて、お肌に傷をつけず、痛みもなく、体の部分痩せを実現する治療法です。
せん断波という特殊な超音波を用いるため、脂肪細胞だけを破壊し血管、神経といった脂肪層内に存在する脂肪細胞以外の小器官に殆ど損傷を与えません。また脂肪細胞が縮むのではなく細胞数自体が減少するのでリバウンドはありません。《この特殊な超音波であるせん断波が搭載されている医療用痩身器機はAlma Lasers社の「アクセントウルトラV」のみです。》
この超音波の施術を施行後、壊れた脂肪細胞の排出促進と皮膚の引き締めを目的として最新高周波ハンドピース(テノール ディープ)による施術を行ないます。テノール ディープも痛みのない施術です。
所要時間は上記2つの施術合わせて
1エリア(10cmx10cm)で20分ほど、顔は40分ほどです。
推奨回数は1~3週毎、3~6回が目安です。
メンテナンスケアとして半年に1回程度施術を行なうことで、効果を長時間持続させることが可能です。
※内臓脂肪には全く効果はありません。皮下脂肪のみに作用します。
あくまでも部分やせ、スタイルを整える効果です。
超音波とは人間の耳には聞こえない高い振動数を持つ弾性震動波(音波)のこと。周波数が大体16~20kHz以上。この超音波には縦波(圧縮波)と横波(せん断波)がありますが、『ウルトラアクセント ディープ』で用いるのは横波せん断波。
「アクセントウルトラV」に採用された横波超音波(せん断波)は脂肪細胞だけに共振作用をおこし脂肪細胞の細胞膜が変形し、破壊されるのです。体内にある多くの細胞は脂肪細胞(50~150ミクロン)と比較して非常に小さい※ため、殆どダメージを受けることはないとされています。『ウルトラアクセント ディープ』は最適な出力・周波数のせん断波によって、血管、神経といった脂肪層内に存在する脂肪細胞以外の小器官に殆ど損傷を与えることなく、脂肪細胞の細胞膜を選択的に変形させることが可能です。
※骨細胞:15ミクロン以下
筋細胞:10ミクロン以下
赤血球:6~8ミクロン以下
一方、これまでの超音波痩身器機は縦波超音波を用いるもので、体内にキャビテーション現象をおこし脂肪細胞を破壊するというものでした。この縦波超音波は組織の選択性がないため皮膚の表面から脂肪細胞を破壊しようと高出力にした際、脂肪以外の血管や神経、皮膚などにもダメージを与えてしまうリスクがあり低出力でしか施術できなかったのです。
壊れた脂肪細胞はマクロファージ(貪食細胞)によって消化され、またリンパ液に入ってそして排出されます。
ただ塗るだけでは皮膚深部にまで届かない美肌成分をイオン化させ、微弱な電流と超音波を用いることにより肌の深部に確実にしっかりと浸透させていきます。
チョッと詳しく言うと…
イオン導入とはイオントフォレーシスともいって、皮膚に微弱な電流を流すことで、水溶性の薬物を皮膚内に効果的に導入する方法です。
マイナスの電極を顔の皮膚にあて、プラスの電極を手に持って電流を流すと、水に溶けるとマイナスに帯電するイオン(ビタミンC誘導体など)が、皮膚に当てたマイナスの電極からの反発力によって顔の皮膚の奥へと浸透していきます。
超音波導入とはソノフォレーシスともいって、1秒間に300万回の超音波振動で皮膚に一時的に空洞を作って有効成分を通し、お肌の内部まで有効成分を浸透させます。さらに超音波の振動はお肌の内部に温熱効果を生み、新陳代謝も促進します。
当クリニックでの超音波導入は、エンビロン社製のイオンザイムDF-IIを使って、イオン導入も同時に行うものとなっております。お肌の隅々まで有効成分を浸透させていきます。
お肌への浸透効果がさらに高まる導入前のケミカルピーリングも含めた、患者様お一人おひとりのお肌に合わせた導入プランをお作りしています。
ケミカルピーリングで古い角質がなくなったお肌に導入を行うと、有効成分がぐんぐん浸透していくのでおすすめです。
1.水溶性ビタミンC誘導体
効果はにきび・ニキビ痕・シミ・しわ・たるみなど
抗酸化作用、コラーゲン生成、メラニン抑制、皮脂コントロール、細胞活性などに優れ、肌の老化を遅らせて傷ついた肌を修復する作用があります。
2.レチノール(ビタミンA)
効果はしわ・シミ・にきび・にきび痕など
細胞のダメージをDNAレベルで修復するのがビタミンAの働きです。
毛穴の厚い角質も改善されにきび・にきび痕にも効果的です。
ビタミンAはイオン化しないためイオン導入ではなく超音波導入で行います。
導入剤にはビタミンEとビタミンCも含まれており、しわ改善効果がさらにアップします。保湿効果も実感できます。
乾燥肌が気になる方にもおすすめします。
ビタミンC(イオン導入) 15分
使用導入剤は院内調剤ピュア水溶性アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC誘導体)。
レチノール超音波導入(イオン導入+超音波導入) 20分
レチノール(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEの3種のビタミンを同時に導入します。
※導入剤はエンビロン社製を使用しております。
米国ライナス・ポーリング博士が提唱し、癌(がん)の代替治療法として現在最も注目されている治療法です。
また、ビタミンCのもつ様々な効能によって、 『お肌の若返り』『老化防止』等の効果もあり、美肌を実現する治療法としても知られています。
ビタミンC 15g…30分
ビタミンC 25g…50分
ビタミンCは大量に投与すると、代謝の過程で過酸化水素を発生し細胞を攻撃します。
しかし、正常の細胞はカタラーゼという過酸化水素を分解する酵素を持っており影響を受けません。
ガン細胞はこの酵素の活性が低いため、過酸化水素で選択的に攻撃されダメージを受けます。
一方、ビタミンCはミトコンドリアの機能を正常化し、免疫システムを刺激(インターフェロンの産生、マクロファージの食作用の亢進、NK細胞数の増加と遊走能の亢進)し、化学療法によって引き起こされる突然変異を予防します。
このように、ビタミンCはガンの化学療法剤でありながら免疫力を高めるという、これまでにない理想の化学療法剤です。
アメリカ国立健康研究所(NIH)・アメリカ国立ガン研究所(NCI)・アメリカ食品医薬品局(FDA)の科学者達が共同でこの治療の有効性を示す論文を2005年、2006年、2007年に発表しています。
現在も米国の2つの大学と民間のガン専門病院グループが、国立健康研究所(NIH)の許可を得てこの治療の臨床研究を進めています。
内服では絶対に摂ることのできない『高濃度のビタミンC』を点滴するこの療法は、美白、アンチエイジングなどの美容効果も強力に促します。
国産の点滴用ビタミンC製剤(1筒2g)は防腐剤が添加されています。
国産品で高濃度ビタミンC点滴療法をすると防腐剤が25~50倍も体内に入ってしまいます。
そのため、当クリニックでは点滴療法研究会推奨の防腐剤の添加されていない、最も塩分(ナトリウム)量が少なく、浮腫や心不全をより起こしにくいバイオニッシェ・ファーマ(Bioniche Pharma)社製のビタミンC製剤を海外より輸入しています。
ビタミンC製剤は冷蔵で厳重に管理しなければならないので、バイオニッシェ社はアイルランドの工場から保冷コンテナで日本の医療機関に空輸しています。
超高濃度ビタミンC点滴療法は、腎臓機能の悪い方や、脱水症状の方、現在透析中の方、G6PD欠損症の方はこの治療を受けることが出来ません。
米国のマイヤーズ博士が開発したビタミンやミネラルを配合した点滴です。
環境の汚染や食生活の乱れ、ストレスなど様々な要因により、人体は気づかないうちにダメージを受けながら生活しています。そういった状況の中で、不足しがちなビタミン・ミネラルの補給を怠ると、様々な病気や症状の発生に繋がります。
マイヤーズ・カクテルには、ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B12,ビタミンC、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)などの成分がバランスよく含まれています。
ストレスによってマグネシウムの低下が起こりこれによって疲労感が生じるとも言われますが、マイヤーズ・カクテルはこれらの成分を点滴で急速に補正することで症状の改善を行います。
また、ビタミンB群はタンパク質、糖質、脂質を分解しATP(エネルギー)に変換するのを助ける働きがあり、これらを補給することでエネルギー産生がスムーズに行われるようになります。
ビタミンCの抗酸化作用で体の酸化を改善します。これらの複合作用により体調の改善を行います。
★マイヤーズカクテルの由来
マイヤーズ博士が30年以上にわたり、喘息やうつ、慢性疲労の患者さんに行っていた点滴療法がとても評判を得て有名でした。マイヤーズ博士の死後、アラン・ギャビー医師がこの点滴の内容を現代医学のエビデンスに合わせて改善し現代に再現しました。現在では全米各地の統合医療を実践する医師がこの治療を臨床に取り入れています。
★このような方におすすめします。