新着情報

帯状疱疹予防のためのワクチン接種について

2012年04月09日(月)

当クリニックでは帯状疱疹予防のためのワクチン(水痘ワクチン)接種を開始いたしました。

 

ピリピリとした痛みから始まり、皮膚に赤い水ぶくれが出来る帯状疱疹は

加齢やストレスで誰でもかかる可能性のある病気です。

50歳過ぎるとその発症率は上昇し、生涯に約30%の人が発病すると見積もられています。

またこの病気は後遺症として痛みが長く残ることもあり多くの方々を悩ませているのが現状です。

 

帯状疱疹は水痘(水ぼうそう)と同じウイルスが原因で起こります。

ウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス:varicella-zoster virus; VZV)が初めて感染した場合は水痘となります。水痘が治ったあともウイルスは完全には消えず、全身の神経節に潜んでいます。普段は活動しないのですが加齢、ストレス、過労、免疫力の低下、紫外線暴露などによりウイルスが再活性化することがあり、そのようなときに帯状疱疹は起こると考えられています。

 

再活性化の一番のリスク要因は加齢です。

現在、日本では帯状疱疹ワクチン(という名称のワクチン)はありませんが、VZVに対する免疫能が低下した高齢の方に水痘ワクチンを接種していただき、免疫を賦活させて帯状疱疹にかかりづらくすることは可能です。

水痘ワクチンを接種することによって、高齢の方の帯状疱疹発症頻度を減少させ、罹患してしまった場合でも重症とならずに済み、そしてまた後遺症である帯状疱疹後神経痛の発症頻度も減少させる事が出来るのです。

 

日本国内でのデーターはまだ出ていませんが

アメリカでの大規模な無作為化二重盲検プラセボ対照試験(60歳以上の高齢者38546人、接種後平均3.12年の追跡期間中)では、

・ワクチンは帯状疱疹発症リスクを51.3%減少、重症化も61.1%減少させ、

・ワクチンは帯状疱疹後神経痛発症リスクを66.5%減少させた。

と報告されています。

この結果を受け米国では2006年5月から免疫能正常な60歳以上、また2011年3月からは免疫能正常な50歳以上を対象として帯状疱疹ワクチンの接種が推奨されています。

 

我が国の厚生労働省も2004年1月に水痘ワクチンを高齢者に接種することを承認しております(ただし帯状疱疹予防のため、とは記載されておりませんが)。

 

主な副反応は注射部位の発赤腫脹などの局所反応で、これは約7%のかたに出現します。

重篤な全身的な副反応は殆どありません。

 

帯状疱疹の予防に、また疱疹後神経痛の予防にワクチン接種をお勧めいたします。

ご希望の方はお電話でご予約下さい。

 

・料金…7350円

▲PageTop