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PA表示と紫外線防止について

2013年05月12日(日)

先日、北海道新聞の記者の方から『新しくなったPA表示法について』『日焼け止めを使用する際の注意点』について教えてほしいとの依頼があり、お話ししたのですが、その内容の一部が5月5日の道新朝刊に掲載されておりました。

お肌を美しく保つためには、紫外線からお肌を守ることがやはり一番大切です。

記者の方にお話ししました内容を、ここに書かせていただきますね。

 

2013年1月1日から紫外線防止効果測定法基準の改定によって、紫外線A波(UVA)を防御できる度合いを示す「PA (Protection Grade of UVA)」表示にPA++++が新設されました。

紫外線B波(UVB)を防止する指標は国際的にSPFでほぼ統一されていますが、UVAを防止する指標にはばらつきがあり、このPA表示は日本独自のもの。EUではPPD値として数値で表示されています。

PAとPPDとの関係はほぼ下記のようになっており、昨年までは例えばPPD8であってもPPD30であっても日本では同じPA+++と表示されていたわけです。

PPD分類

PA分類

効果

PPD2〜3 PA+ UVA防御効果がある
PPD4〜7 PA++ UVA防御効果がかなりある
PPD8〜15 PA+++ UVA防御効果が非常にある
PPD16以上 PA++++ UVA防御効果が極めて高い

PA++++が導入されたことで、よりUVA防御効果の高い製品を選びやすくなりました。

 

シミしわたるみなど皮膚の老化は加齢よりも紫外線照射による影響の方が大きいと言われています。

地上に届く紫外線にはUVBとUVAがありますが、UVBはエネルギーが強く、細胞遺伝子DNAを損傷し発癌の原因となります。以前は皮膚に悪影響を及ぼすのは殆どすべてUVB、と思われていましたが、近年の研究で皮膚の老化を起こすのはUVBよりも実はUVAの方なのだということがわかってきました。

波長が長いUVAは、肌の奥深く真皮にまで到達し、肌の弾力やハリを保っているコラーゲンとエラスチンという2つの線維を傷つけて壊し、シワやたるみを引き起こすのです。

 

UVAは地上の紫外線の95%を占めています。

晴れの日だけでなく曇りの日にも降り注いでいます。

しかもUVAは窓ガラスも透過します。

下のグラフの様にUVAは冬でも多く降り注いでおり、

5~6月には真夏とほとんど同じ程度の量になっています。

つまり、紫外線対策は1年中、どんな天気の日でも、部屋の中にいても行うべきなのです。

今の季節、夏はまだまだ先だと思っていてもUVAはすでに夏と同じ量が降り注いでいます。十分な紫外線対策をいたしましょう。そして日焼け止め製品を購入する際はSPF値だけでなく、PA表示もしっかり見ていただきたいと思います。

 

《日焼け止め使用の際の注意点》

・塗りムラなく、十分な量を塗ること。…製品に表示されたSPFやPAの値は、肌1平方センチ当たり2ミリグラムを塗った時のUV防止効果です。顔なら1円玉大2個分と意外に多い量。最近の日焼け止めは使用感が良く、伸びるものが多いため、伸ばしすぎて、塗布量が少なくなりがちです。半分の量しか塗らないと、防止効果は表示の約3分の1に落ちます。薄めに塗るなら、UV防御効果を過信しないこと。

 

・塗り直しが重要…日焼け止めは、汗で落ちやすいものです。ウオータープルーフでも、こすれて落ちてしまうことも。2~3時間ごとに塗り直すのが理想です。特にタオルなどで汗をふいた時は、塗り直した方が良いでしょう。

 

・レジャー用の日焼け止めは1シーズンものと考えて…日焼け止めは消費期限などの表示がない商品がほとんど。翌年以降でも日焼け止め効果は落ちないとのことですが、古いものを使用して顔に接触皮膚炎を起こした患者さんもいらっしゃいます。レジャー用の日焼け止めは暑い場所に持っていくので変性しやすいこともあり基本的に1シーズンものと考えましょう。

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